わたしのひとり息子は今年、ハタチを迎えました。
振り返れば20年はアッという間でした。残っているのは、あわただしい毎日が駆け足で過ぎていったという感覚です。
いまも雑誌やパンフレットなどの仕事で子どもたちを撮っていますが、我が子の写真はほんとうにびっくりするほど少なく、あの日、あの瞬間の表情、、思い出せそうなのに、鮮明に思い起こすのが難しいのです。
そしてわたしはどんな眼差しで我が子を見ていたのだろうと思うのです。
息子が成人したいま、これまでの仕事の経験を生かし、自分がやり残してしまった思いをカタチにしたいという気持ちが強くなりました。
カメラを前でキメキメのポーズじゃなくて、もちろんなかにはそんな姿もありなのですが、いつもママやパパの前で見せる、その日のその瞬間の愛しいキミを記録し、それがいつまでも家族の大切な思い出にしてもらえたらいいな、と思いを込めて、このスタジオ・hannariをオープンすることにしました。
後藤さくら
Sakura Goto
プロフィール
写真学校を卒業後、スポーツ雑誌社、写真週刊誌で活動。
その後スタジオワークの助手を経て、渡米しサーカス団と旅をしながら撮影を行う。
帰国後、息子を出産し3年ほど休業してフリーとして再活動。
人物撮影を主に、現在は女性誌、育児系、ライフスタイル系、ほかペット雑誌などで活動しており、育児系では、1990年代のミキハウス発行の雑誌で全国の保育園や幼稚園の子ども達を訪ね、女性週刊誌のドキュメントシリーズで障害を持ちながらも懸命に明るく生きる子ども達を撮影し、育児支援の財団からの発行誌では特徴ある育児支援団体や施設を訪ねてインタビューと撮影をしてきました。
最近では、ミキハウス子育て総研(株)発行の子育て情報誌【Happy-Note】、ピジョン•インフォHP、小学校パンフレット、また、茨城版はっぴーママのキッズモデルオーディションの撮影会や、つくばスタイルの撮影にも参加させていただいます。
わたし個人HP http://sakuragoto.com/ では、子どもたちを撮影した仕事は掲載が難しく
載っていませんが、ご覧いただけたら幸いです。
こうしてフォトスタジオhannariは、つくばでの仕事で出会った方々の温かいご協力で立ち上げることが出来ました。
ゆっくり、大事に育てて行きたいと思っております。